小学生向けプログラミング

【危険!?】小学生のプログラミング教育にマインクラフトは最適?

こんにちは『プログラミングの王子様』編集部です!

マインクラフト、人気ですね。我が家でも毎年ユニ〇ロで発売されるコラボTシャツを楽しみにしている小学生がいます。夏の間は制服のように毎日マイクラTシャツです。

そんな小学生にも人気のマイクラですが、保護者からは「大丈夫かな?」という声をよく耳にします。

親子

「マインクラフトは危険!」という噂をききました。
子供にマインクラフトをやらせて大丈夫かな?
マインクラフトでプログラミング学習できるかな?

なんとなく怖いマイクラ、でもプログラミング教育にいいって聞くし…その実態はいかなるものでしょう。この記事では、マインクラフトが危険と思われている理由や、プログラミング教育に良いとされている側面について解説し、ご家庭でマインクラフトに取り組む際の不安解消を目指します!

小学生に大人気のマインクラフトとは?

Minecraft(マインクラフト)とは、2009年にスウェーデンで開発されたゲームです。日本では「マイクラ」と略称されています。MINE(マイン)は「採掘」、CRAFT(クラフト)は「つくる」ことを意味し、マインクラフトではまさに、材料を取り(マイン)、それを使って道具や建造物をつくる(クラフト)ことを楽しみます。ゲームのジャンルとしては「サンドボックス(砂場)」です。ストーリーやゴールの設定はなく、自由に遊べる感覚が砂場遊びに似ていることからそう呼ばれます。

マインクラフトは四角い世界です。サイコロ型のブロックで造られているので、人物も動物も木も雲も太陽も四角いです。最初見たときは、今どきこんなドット絵風なビジュアルなの?3Dの動きでなんだか酔っちゃう…と、どちらかというと残念な印象を抱きましたが、なんと世界中で累計2億本以上(2021年3月現在)も販売されている人気のゲームです。

YouTubeにはこのマインクラフトを使ったゲーム実況動画がたくさんあります。サバイバル生活をしたり、音楽を奏でたり、巨大迷路をつくったり、鬼ごっこをしたり…その自由さが人気の秘密の一つではないかと思います。我が家では中学生と小学生がそれぞれマイクラで遊んでいますが、小学生がドッキリをしかけて中学生を驚かせる、なんてこともしています。

マインクラフトの面白さはこの自由度と多面性にあるのですが、一方で、自由すぎてなんだかわからない、と保護者の不安の種にもなっているのではないでしょうか。自由な中にも遊びのパターンは存在するので、小学生がどのようにマインクラフトを楽しんでいるか、3パターンに絞って紹介したいと思います。

探検ゲームとしてのマインクラフト

マインクラフトには主にサバイバルモードとクリエイティブモードという、2種類の遊び方が用意されています。

サバイバルモード」では、敵が出現したり、お腹がすくとライフがなくなってしまったりするので、生き残るために世界を探検します。食料を集め、原料を加工して武器にし、夜がきたら寝る。そんなサバイバルな生活をしながら、世界を開拓していきます。ラスボス的なキャラも存在するので、その討伐を目標にする子もいます。

こちらがマインクラフトでは基本のモードとなります。

建設ゲームとしてのマインクラフト

クリエイティブモード」では、資源が無限に手に入ります。そうした資源を使い、建築や造成することを楽しみます。夢の豪邸をつくったり、電車がたくさん走る街をつくったり、農場で動物を育てたり。自分の世界をじっくりとつくりあげることができます。

プログラミングを楽しむ場合はこちらのモードがおすすめです。敵に襲われないし、お腹もすかないので、おちついてプログラミングに集中できます。

オンラインゲームとしてのマインクラフト

マインクラフトの魅力の一つは、他のプレイヤーと交流できるところです。友達のワールドへ遊びに行ったり、友達と一緒に冒険や建築を楽しんだり、コミュニケーションをとりながら遊ぶことができます。

この「協同」できる場、というのが、学校教育でマインクラフトに注目が集まっている理由のひとつになります。我が家でも上の子がひたすら土地を平らにし、下の子がそこに建造物をつくるなど、協力しながらワールドを作っているときは本当に楽しそうです。

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マインクラフトが危険と言われる理由とは?

マインクラフトにはいろいろな遊び方があるので、その自由さがなんだか怖い、と思われている他に、「中毒性」や「攻撃性」を危険と考える保護者もいると聞きます。それぞれ具体的にどういうことなのか見ていきましょう。

中毒性があるからマイクラは危険

マインクラフトには中毒性があるといわれています。なぜなら、マインクラフトにはゲームのクリアという概念がないので、いくらでも好きなだけ遊べてしまうからです。特に「クリエイティブモード」で遊んでいると、敵に襲われてゲームオーバーになることもないですし、いくらでも建築を続けることができるので、延々とマインクラフトの世界に身を置くことができてしまいます。

YouTubeなら、今見ている動画が終わったらやめなさいね、と言えます。対戦系ゲームなら、その勝負が終わったらやめなさいね、と言えます。けれども、マインクラフトで遊んでいる子供に対しては、その終了合図を出すのが難しいのです。集中して建築している様子にもう少し続けさせてあげたいと思いつつ、「あと5分ね」と時間で区切ることが多い我が家です。

これからマインクラフトを始めるご家庭でしたら、最初にしっかりプレイ時間などのルールを決めることをおすすめします。

攻撃性があるからマイクラは危険

色々と魅力的なマインクラフトですが、その世界観がちょっと苦手、という人もいると思います。実際私は、マイクラを楽しむ子供たちを横目に、キャラがかわいくない…動物もかわいくない…村人や敵キャラの声が怖い…とつい眉をひそめているときがあります。

子供自身が心折れることもあります。サバイバルモードだと敵が本当に怖いんですよ。容赦なしに襲ってきます。だんだん暗くなって夜が近づくと「やばい!夜になっちゃう!」とプチパニック。ライフがなくなると画面が暗転して「死んでしまった!」と表示されるのですが、その言葉のインパクトに涙目。その様子を見ていると、つい、「サバイバルモードで遊ばなきゃいいのに」と思ってしまいます。

何より、それはどうなの、と思うのが、食糧や革といった素材確保のために動物を狩るという行為。肉を手に入れるためには、動物に向かって何度も武器を振り下ろさないといけません。武器がヒットすると赤くなり、動物は鳴き、逃げまどいます。それを追いかけ、倒れるまで攻撃を続けます。この設定、必要ですか?確かに実際私たちも動物の命を頂いて生きているわけですが。描写の過激さとあいまって、これで食育は難しいのではないでしょうか。YouTubeのマイクラ実況動画などの影響もあるかもしれませんが、子供たちは「命を頂く」という感覚からは程遠い「やっちゃえ」感覚で武器を振り下ろしている気がします。

こんな行為をさせたくない、こんな攻撃性のある描写にさらすのはちょっと無理、という場合はクリエイティブモード一択ですね。

環境を整えればマイクラは危険じゃない

危険と言われるマインクラフトを小学生にやらせても大丈夫か?という疑問に対する答えは、「環境を整えれば大丈夫」です。有効な対策は以下の2点です。

  • 中毒性を回避するために、事前にルールを決める
  • 攻撃性を回避するために、サバイバルモードではなくクリエイティブモードで遊ばせる

また、遊んでいる様子を見ながらの声掛けも大事です。「何を作ってるの?」「ここはどう動くの?」と、子供に説明をしてもらうのは、プレゼン能力UPにもつながるのでおすすめです。

サンドボックス型ゲームで創造力を育てたいけれど、マインクラフトにこだわっているわけではない、という場合には、他のゲームも検討してみる価値ありだと思います。例えばSwitchで遊べるキューブクリエイターXは、ほぼほぼマインクラフトなのですが、ビジュアルがかわいく、小学生向けに開発されたゲームなので、安心度の高い選択肢のひとつかと思います。

マインクラフトが小学校の授業に使われる理由とは?

マインクラフトは、文部科学省が運営しているプログラミングポータルサイトで教材のひとつとしてあがっています。実際に学校でマインクラフトをプログラミング学習に使った事例も紹介されています。

学校教育ではMinecraft Education Edition(教育版)という教室での利用がしやすい機能搭載のバージョンを使うことが多いようです。一般販売はされていません。

小学校では、マインクラフトのどのような要素が学習に効果的だと考えられているのでしょうか。その理由を探ることで、家庭での学習にも応用できるかどうか考えてみましょう。

自由度が高い世界で育つ論理的思考

マインクラフトの自由度が高いことについては前述の通りです。マインクラフトは、自由に世界を作り上げることが可能な仮想空間を提供してくれます。学校での実践例としては、この空間を利用して共同制作するといったものがよく見られます。具体的には絵本の再現や、未来の街づくり、地域の観光案内など。

そうした作業の過程では、何を作りたいか目標を立て、制作し、上手くいかなければ他の方法を試す、といった、論理的思考が必要となります。図画工作のように絵が上手だとか手先が器用だとかそうした能力の有無に関係なく作品作りができるところも魅力です。

アクティブ・ラーニング

マインクラフトでは、ひとつの世界を他のプレイヤーと共有することが可能です。グループ作業がしやすいので、学校では複数人で課題に取り組む、という使われ方をすることが多いです。こうした協同作業にはコミュニケーションが不可欠ですし、個々人の主体性も重要となります。この主体的で対話型の学習方法は「アクティブ・ラーニング」と言われ、現在の日本の教育で文部科学省により推進されているので、自然にそうした学習方法ができるマインクラフトに注目が集まっているのです。

家庭内でマインクラフトを使う場合、協同作業が難しいこともあるかもしれませんが、その場合は大人が質問をなげかけることで対話が生み、より発展的に考えたり深く理解することにつなげていけたらよいですね。

子供の取り組む意欲が強い

マインクラフトは子供に人気なので、学校の授業で使うというだけで子供たちのテンションはあがります。触ったことがある子はもちろん、未経験でも「人気のゲームだ!」「面白そう!」という認識があるので、興味をもって学習に臨みます。こうした意欲を学習活動に活かせば、学習効果も高くなる、と学校現場ではマインクラフトに期待をよせているのです。

これは家庭でも同様ですね。子供のやってみたいという気持ち、良いものを作りたいという願い、それが芽生えたタイミングをうまく活かしながら、楽しくプログラミング学習に取り組めたらよいですね。

マインクラフトで取り組めるプログラミング教育とは?

小学校でマインクラフトの学習効果に期待が寄せられていることは前述のとおりです。では、マインクラフトを家庭学習に取り入れた場合、具体的にどのようにプログラミング教育可能なのか、見てみましょう。マインクラフトでプログラミング学習を進めていく場合の方法はいくつかありますが、ここでは導入難易度別に3つの方法について説明します。

論理的思考力を育てる建築作業

特にプログラミング機能を追加しなくても、マインクラフトでは建築作業ができます。そして、建築作業をすすめるためには、何を作るかという目標設定、それを作るための具体的な方法、つくってみて上手くいかなかったときの見直しなど、論理的思考が必要となります。

どのような素材を何個積むのか、床面積がどの程度必要なのか、三角に見える屋根を作りたかったらどのように積めばいいのか。座標を意識し、偶数と奇数を意識し、思ったように積めなかった場合は改善点を見つけ、頭の中に描いた完成図まで試行錯誤する。こうした過程はまさに「論理的思考」で成り立っています。

マインクラフトの世界で遊ぶだけなので、導入難易度としては一番簡単です。何をつくったらよいか思いつかないときには、建築に特化した書籍や建築の設計図を公開しているウェブサイトなどもたくさんあるので、参考にしてみてくださいね。

プログラミングの基礎を学べるレッドストーン回路

マインクラフトで発掘できる素材に「レッドストーン」というものがあります。これは、回路として使用することができ、他のブロックと組み合わせ、「自動装置」を作ることができます。

自動ドア、エレベーター、農作物の収穫、音楽の再生、など、建築可能なレッドストーン回路は多種多様。AND回路やNOT回路など、論理回路をつくることもできるので、プログラミングの基礎的知識が身につきます

レッドストーンはマインクラフトの標準装備なので導入難易度は低いのですが、建造物としては複雑になってくるので、取り組むハードルとしてはちょっと上がります。最初は自動ドアなど簡単な仕組みから、見よう見まねでつくってみるといいと思います。難しい分、狙い通りに動いてくれたときの感激はひとしおです!

本格的プログラミングが可能なCode Connection

本格的にコードを使ったプログラミングに取り組みたい場合は、Code Connection for Minecraft(コードコネクション フォー マインクラフト)をインストールします。

「Code Connection for Minecraft」を使用できるのは一般販売されている「Windows10版」と一般販売されていない「教育版」のマインクラフトです。

Code Connection では使用するエディターを選ぶことができて、Scratch(スクラッチ)やTynker(ティンカー)などでプログラミングをすることが可能ですが、小学生にオススメなのはMakeCode(メイクコード)です。

MakeCodeは、Scratchと似たビジュアルプログラミング言語で、ブロックを組み合わせてプログラムを作っていくタイプのコードです。操作はドラッグアンドドロップで可能なので、小学生でも扱いやすくなっています。

もしご家庭で初めてマインクラフトを導入する場合は、いきなりプログラミングを始めるのではなく、しばらくクリエイティブモードで遊ばせて、操作やマイクラの世界に慣れる時間を設けるといいと思います。そうしているうちに、あれができたらいいな、こんなことやってみたいな、という気持ちが生まれたらプログラミングスタートのチャンス!自動でブロックを積み上げる、特定の文字を打ち込んだらそのアイテムが出現する、など、シンプルなプログラムから取り組んでみましょう。

自宅でフォローが難しそうな場合は「D-SCHOOLオンライン」といったスクラッチを教材にしたオンラインプログラミング教室や、eスポーツの題材としてスクラッチを使っている「eSPアカデミー」などもあるので、選択肢の一つに考えてみてはいかがでしょうか。

小学生におすすめのプログラミング教育の方法とは?

これまで、マインクラフトには危険な側面もあるけれど、使い方によってはプログラミング学習に最適なツールになり得る、というところを見てきました。

小学生におすすめのプログラミング学習方法には、他にも以下のようなものがあります。

  • ロボットプログラミング
    ロボットキットを組み立て、付属のアプリ等で動きをプログラミングする学習方法。
  • レゴプログラミング
    ロボットプログラミングのひとつで、レゴの教材を使用する学習方法。
  • タブレット学習
    タブレット端末上でプログラミングをし、アニメーションや簡単なゲームなどを作る学習方法。主にビジュアルプログラミング言語というものが用いられる(ScratchやViscuitなど)。
  • 本格的なプログラミング
    文字のコード打ち込む「テキストプログラミング」を用いた学習方法。

詳しくはこちらの記事も併せてご覧ください。

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