小学生向けプログラミング

【辛口評価】KOOVの評判は?小学生のプログラミング教育に最適!?

こんにちは、『プログラミングの王子様』編集部です。

小学校でのプログラミング教育が始まって、全国の小学校にはプログラミング教材が続々と導入されています。

特に注目を集めているのはロボット系プログラミング学習キット。画面上だけでなく、実体のあるものを動かせるところが魅力的ですね。

親子

プログラミング教材のKOOVってどんなだろう?
あのソニーが開発したって聞いたけど。

今回は、ソニーが学校教材界の大手アーテックと共同開発したKOOV(クーブ)について掘り下げていきたいと思います。最先端ロボットトイは、どのような体験を提供してくれるのでしょうか。

KOOV(クーブ)とは?

KOOVとは?―ロボットプログラミング学習キット

KOOVとは、ブロックで自由な「かたち」をつくり、プログラミングによってさまざまな「動き」を与えて遊ぶ、ロボットプログラミング学習キットです。ブロック大好きな子供が遊びの延長でプログラミングについても学べるなんて、一石二鳥ですね!

現在、日本のSTEM/STEAM教育を牽引している企業のひとつ、ソニー・グローバルエデュケーションが、教育教材大手アーテックのアーテックブロックをベースに開発したプログラミング可能なロボットブロックが、KOOVです。

アーテックのロボットプログラミング学習セットは、文科省の教材情報一覧でも紹介されています!小学校の学習教材として認められているのですね。

プログラミング教育ポータル > 教材情報 >アーテックロボ

クールで洗練的なイメージがあるソニーと、安心安全なイメージがあるアーテック。その両者が開発したとなると、格好良くて安全な知育玩具かな⁉って興味をそそられてしまいます。

そんなKOOVには、以下のような特徴があります。

  • 少ない種類で多くのアイデアを形にできる自由度の高いブロック
  • 触って試したくなるデザイン性の高い電子パーツ
  • 成長に合わせて継続的に楽しめるコンテンツ
  • 世界中の仲間とオリジナル作品をシェアできる交流の場がある

それでは特徴をひとつずつ見ていきましょう~。

かわいい(だけじゃない)ブロック!

作品を見たときに、まず目を奪われるのが、そのブロックのかわいさです。透明感があって。カラフルで。近未来感がほとばしる美しいブロックです。

KOOVは2017年に「子どもたちの探究心をくすぐり、性別を超えて自ら楽しむことのできる製品」として「iFデザイン賞」を受賞しているのですが、男の子っぽくも女の子っぽくもない、ジェンダーレスなかわいさが評価されたのかな、と思います。

しかもこのブロック、すべての面に複数の穴があいているという…なので、タテ・ヨコ・ナナメ、自由自在に差し込めます。ブロックというとまず思い浮かぶのはレゴかもしれませんが、KOOVはどちらかというとLaQ(ラキュー)に近いような気がします。ブロックを組み上げている子供の様子を見ると粘土遊びに近いかも…?

立体作品が作りやすい、立体作品を作りたくなる、そんなブロックです。

元となっているアーテックのブロックと互換性はあるようですが、まったく同じ形状というわけではなく、フィット感などソニー独自の工夫が加えられているそうです。

ブロック形状の種類自体は少ないです。キューブ、ハーフ、三角、ビーム(細長い)。4つだけ。シンプル。だからこそ、子供の想像力が刺激されるのでしょうね!

できあがった作品はドット絵(ピクセルアート)の様な雰囲気になります。マインクラフトのキャラクターっぽい!と喜ぶ子供の姿が目に浮かびます。大人にとってはどこか懐かしいような、そんなカクカクした世界です。

かっこいい電子パーツ!

電子パーツというのは、センサーやブザー、モーター、ケーブル、ライトなどの、ブロック以外の電子的な部品です。部品といってもブロックに差し込めるようになっているので、子供は「光るブロック!」「音がなるブロック!」と、部品っぽさを意識せずに使うことができそうです。

これらのパーツはホワイト系で統一されていてスタイリッシュ。カラフルなブロックの邪魔をしない配慮が嬉しいですね。

LEGOのWeDoだとかは配線がまっくろなんですよね~

幅広い年齢の子供が遊べる!

KOOVの対象年齢は8歳以上と設定されています。

ブロック遊びに夢中になる小学校入学前の子供にもよさそうな気はしますが(事実、アーテックのブロックはメーカー推奨年齢3歳以上です)、KOOVはブロック単体ではなく電子パーツや学習コンテンツもセットの商品なので、そのトータルな意味で8歳、と設定されているそうです。

ブロックを動かすプログラミング部分は自社開発のビジュアルプログラミング言語で、動きや条件をパズルのように組み合わせていくという、プログラミング作業自体は簡単なもの。ブロックは安全設計ですし、大人のサポートがあれば8歳未満でも楽しめるのではないかと思います。

KOOVで使うプログラミング言語は、多くの小学校でも使われているScartchと似ているので、KOOVで学んだことが学校でのプログラミング学習にも応用できます。先取学習できるのは助かりますね~!

言うなれば高価な知育玩具のKOOV、できるかぎり長く遊んで欲しい!と願わずにいられないですね。

KOOVの学習システムは、様々な年齢の子供たちが楽しく遊び続けられるように、初心者向けから高度なものまで4種の学習コースが用意されています。高度なコースでは実践的なプログラミングスキルを学び、ゲームや楽器などを制作できます。大人でもチャレンジしたくなるような内容なので、子供が飽きたら自分が遊べるなってちょっと思っています。

KOOVを教材として使っている塾やプログラミング教室の対象年齢をみていると(教室にもよりますが)小学校入学前から中学3年生まで、と、幅広く受け入れています。そのことを考えても、KOOVは様々な年代で楽しめるものといえるでしょう。

世界とつながる!

KOOVには自由制作した作品をユーザー同志見せあう場や、定期的に開催されるコンテストなどもあります。

自分の作品を写真や動画でほかのプレイヤーに公開すると、「いいね」「デザイン」「動き」「新しさ」といった評価やコメントをもらうことができます。翻訳機能もついていて、世界中の仲間と交流できます。なんてグローバル!

もはやSNSといってもいい場所なので、安全性は大丈夫なのかな?と思いますが、個人的なメッセージのやりとりはできないだとか、個人情報が含まれていないか判別する機能がついているだとか、コメントはすべて承認制になっているだとか、安心して使える工夫がされています。

自己表現の場というだけでなく、安心安全にネットリテラシーを学べる場でもありますね!

そうしたコミュニケーションを通じて次の作品のアイデアが浮かんできたり、やってみよう!やってみたい!という気持ちが育ったりするのはすばらしいことです。子供が自発的に取り組み、夢中になっている姿は尊いのです…なにより、世界とつながる喜び、自分の世界が広がっていくあの感覚は、プライスレス✨

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KOOVの料金

学校などの教育機関やロボット教室などで導入されているKOOVですが、個人で購入することもできます。

けれども、これだけ高機能なKOOV、きっとお高いんでしょう…?

KOOVの料金は高い?

KOOVで購入が必要なのは、ブロックや電子パーツ等のキット部分です。学習を進めていくアプリは公式サイトから無料でダウンロードできます。

キットは3種類ありますが「KOOV® ベーシックキット」は学校専用なので、個人で購入可能なのは「アドバンスキット」か「スターターキット」になります。アドバンスキットは、スターターキットに拡張パーツセットが追加されたものです。まずスターターキットを購入し、あとから拡張パーツセットを買い足すこともできますが、アドバンスキットとして購入すると2割弱の割引価格になります。

製品価格特徴
KOOV® アドバンスキット54,868円(税込)ブロックと電子パーツの全種類を揃えたオールインワン・キット
KOOV® スターターキット40,568円(税込)最小限のブロックと電子パーツをセットしたシンプルなキット
KOOV® ベーシックキット27,368円(税込)ブロックと電子パーツがよりコンパクトに構成された学校専用キット

※2021年3月時点の希望小売価格です。
※拡張パーツセットは24,068円(税込)です。
※詳細は公式の製品情報で確認できます。

ロボット教室よりリーズナブル

おもちゃとして購入するには中々パンチの効いた価格ですよね!

けれどもロボット教室に通うかわりに…塾に通うかわりに…と考えればかなりリーズナブル。スターターキットで1年間遊んだ(学んだ)として、1か月のランニングコストは約3380円です。

KOOV™はソニーストア・全国の家電量販店のインターネット販売および店舗、アマゾンなどで購入できます。普段利用しているところで購入可能なのは便利ですし、ポイントなどをうまく使えばさらにお手頃になりますね。

KOOVの良い評判まとめ

子供の食いつきがいい

KOOVを見た瞬間に「かわいい!」「おしゃれ!」と発言する子供続出です。

カラフルでスケルトンのブロックは見た目も可愛らしく、女の子受けもばつぐんです。

ロボットプログラミング教育で有名どころといえばレゴですが、「レゴよりも簡単に組み立てられる」という声があり、特に低学年の子供にはKOOVの方が取り組みやすそうです。

自由度が高い

LEGOブロックと比較すると、ブロックの組み方が柔軟なので、より立体的に自由に組むことができます。子供のイマジネーションが広がるままに具体的なロボットを制作できるなんて、すばらしいですよね、

また、KOOVで様々な大きさの立体を作るなど、算数や理科の学習に役立てているご家庭も。なるほどー!プログラミング以外の教科にも活用できるとは、お得感がありますね!

面白い(子供も大人も)

「子供1人でアプリを見ながらもくもくと進めている」「子供が食事を忘れて没頭!」など、子供たちがKOOVにはまって夢中になって遊んでいるという口コミを、一番よく目にしました。

また、その様子を見る大人、サポートする側も満足の面白さがあるようです。「今時の子供が羨ましい」「さすがのソニー」という声もありました。

遊びながら、楽しみながら、学習もできる。こんなに嬉しいことはないですね。

KOOVのイマイチな評判まとめ

値段が高い

高い…ですよね。例えばレゴのロボットキットBOOSTなどは家電量販店での実売価格は2万円を切っています。比較をすれば、倍以上ということになります。

ブロックや部品パーツのデザイン性と扱いやすさ、日本で開発されたコンテンツ、発展性が考えられたアプリ、等、KOOVの良さを考えれば納得の値段な気もするのですが。

とはいえ、大人がいくら気に入っても子供の食いつきが悪ければ元も子もありません。

購入後の口コミでは「アプリケーションのわかりやすさ、デザイン性、拡張性を考えると投資の価値アリ」「値段相当の効果はある」といったポジティブな声が多数ありますので、ここは是非プログラミング教室の授業体験やイベントなどで実際に触って子供の反応を確認してみましょう。

難しい

組み方の自由度が高いブロックですが、それが逆に組み立てにくさになっているケースがあるようです。特に年齢が低めの子がレシピ通りに作ろうとしても難しくてできない!ムキ―!となりがちな様子。

そこは、自由に作らせてみる、大人がフォローする、など、子供に合わせた入口から入るといいと思います。

精度・耐久性がイマイチ

販売サイトの口コミなどでは、センサーの制度がイマイチ、Bluetoothの耐久性がイマイチ、といった声がちらほら出ています。KOOVのプラスチック部品はすべて消耗品扱い。故障時の修理交換といったサービスはなく、パーツを買い替えるしかないようです。買い替えが発生したら、痛い出費になることは確実。子供には「くれぐれも大切に扱うように!」と事前にくぎを刺しておかなくては…

ソフト面でも、アプリの動作が不安定、アプリの操作性がイマイチ、プログラミング画面の文字が読みにくい、といった口コミが見られます。これらに関しては今後のアップデートに期待、といったところでしょうか。

KOOVはこんな人におすすめ

KOOVは、以下のような方にオススメです。

  • 子供の創造力や表現力をのばしたい
  • 学んだことを発表できる場があるといい
  • 安全に学ばせたい
  • デザイン性の高いロボット教材で学ばせたい
  • 長く使える知育玩具を探している
  • 小学校のプログラミング教育の先取学習をさせたい

KOOVパートナープログラミング教室という、KOOVを利用している塾や教室は全国にあります。こうした教室では授業の無料体験ができるので、購入を迷っている方や、自宅で子供のサポートをするのは難しいから「プログラミング教室にお任せしたい!」という方は、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

KOOVを取り扱うレンタルネットショップなどもあるので、うまく活用して子供の興味を見極めましょうー!

当ブログ内には、自宅でできるプログラミング教育についての記事もあるので、合わせて読んでみてくださいね。

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